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株式会社GCEインスティチュート

創業の経緯

同社は2016年に、環境中に存在する熱を電気へと変換する新たな発電技術の開発・実用化に取り組むスタートアップ企業として創業されました。現代の電力の多くは化石燃料に依存しており、地球温暖化が深刻化する中で再生可能エネルギーの重要性が高まっています。一方で、発電や産業活動の過程で生じる排熱の多くが未利用のまま捨てられているという課題もあります。

こうした背景の中、環境熱や体温、工場の排熱といった「未利用熱」に着目し、それらを新たなエネルギー源として活用する技術開発に挑戦してきました。特に、従来のように温度差を必要としない発電メカニズムを目指している点が大きな特徴。この技術を通じてエネルギー利用効率を高め、将来的には災害時の非常用電源や電力インフラが未整備な地域への供給など、社会課題を解決することを志しています。

取り組み内容

これまで捨てられてきた“熱”を電気に変える新しい発電技術「アンビエント発電」の開発に取り組んでいます。例えば、空気の中のわずかな熱や、機械が動くときに出る熱など、私たちの身の回りにある目に見えない熱を使って電気を生み出すことができます。太陽光発電のように天気に左右されることがなく、特別な場所や大きな設備がなくても発電できるため、これまでにない新しいエネルギーの使い方として期待されています。

具体的には、工場や発電所で発生する排熱の再利用、IoTセンサー向けの充電不要電源、スマートデバイスや介護ロボットなどの自律電源としての活用など。さらに、太陽光発電との組み合わせによる発電効率の向上や、EVの排熱利用など、幅広い分野への応用も視野に入れています。

今後のビジョン

同社が目指すのは、「あらゆる場所で発電が可能となる社会」の実現。エネルギーの地産地消を推進し、持続可能な社会の構築に貢献していきます。将来的には、アンビエント発電がスマートデバイスに実用化されることによって「充電」という概念そのものが不要となる世界を実現したいと考えています。

また、IoTの普及に伴い、年間一兆個レベルで爆発的に増加するセンサー機器に対して、交換や充電が不要な半永久電源を提供することで、新たな産業基盤の構築にも寄与します。
同社はナノテクノロジーを核とした革新的なクリーンエネルギー技術を通じて、環境負荷の低減とエネルギーの効率利用を両立し、次世代のエネルギー社会を切り拓いていきます。